〜美希の部屋〜



美希「決めたの!明日からはプロデューサーさん、じゃなくてハニーなの!」



美希「ミキは自分の気持ちに正直に生きるんだから!」



美希「でないとミキ、あっという間におばあちゃんになっちゃうの!」



美希「……」



美希「でも…上手く言えるかなぁ……?」



美希「噛んじゃったりしないかなぁ……?」



美希「ハニュィ、とか言っちゃったら台無しだもんね……」



美希「よし、ちょっと練習してみるの!」



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美希「えっと…ハ…ハ…ハ…にぃ?」



美希「…ヤバイの!これは思った以上にムズカシイの!」バタバタバタ



美希「そして恥ずかしいの!」バタバタバタ



美希「えっと…まずはゆっくり……」



美希「ハ…ニ…イ……」



美希「……」



美希「これじゃカタコトの宇宙人みたいなの!」」



美希「自転車の前カゴに乗って空飛んじゃう感じなの!」

美希「えっと…どうしよっかな……」



美希「あっ!」



美希「ネットで調べちゃえばいいんだ!ミキ冴えてるの!」カタカタ



『ハニー 呼ぶ 練習』



美希「なになに……」



『8月2日はハチミツの日!ハニーと呼ぶと「本気になる」心理学的理由』



美希「あっ、これは気になる…えっと……」



………



……







美希「やっぱりミキの考えは正しかったんだね!ハニーで正解なの!なんてこったいなの!」



美希「……」



美希「もう過ぎてるし!ハチミツの日!」



美希「ってゆーか、練習にならないの!いかなり呼べるならこんな苦労してないの!」

美希「ミキらしくないけど、地道にやっていこっと……」



美希「えっと……」



美希「お、おはようございますなの、ハ…ハ……」



美希「ハハハ」



美希「……」



美希「違う!違うよ!違うの!」



美希「疲れてるのか?今日は帰って休め」



美希「とか言われちゃうの、これじゃ!」



美希「うーん……」



美希「困ったなぁ……」



美希「あ」



美希「枕を相手に練習してみるの!相手あってのものだもんね!」

美希「枕ちゃん、カモーン、なの」スッ



美希「えっと…こういうのはシチュエーションが大事だよね?」



美希「ベットに座って、と」ストン



美希「……」



美希「ハ…ハニィ?」



美希「……」パタン



美希「恥ずかしいのぉぉぉぉ!!!!!ぜったいムリだよ!!!!!」パタパタパタパタ



バタン



菜緒「美希、うるさい!」



美希「あ、お姉ちゃん……」

菜緒「さっきからなに叫んでるのよ」



美希「いや、えっと……あ」



菜緒「?」



美希「ねぇ、お姉ちゃん?」



菜緒「なぁに?」



美希「す、好きな人のこと、ハニーって呼ぼうと思ったこと、ある?」



菜緒「なっ!!!」



美希「あ、その反応は」



菜緒「あ、あるわけないでしょ!バカっ!ないでしょ!」バタン



美希「…出てった……」



美希「…あるんだ、やっぱり」



美希「さすがミキのお姉ちゃんだね、アハッ」

美希「お姉ちゃん純情だから、けっきょく呼べなかったんだろうなぁ」



美希「…ミ、ミキは純情じゃないの!イケイケなの!おいハニーってなもんなの!」



美希「……」



美希「はぁ……」



美希「プロデューサーさん、金髪とかイヤかなぁ……?」



美希「茶色にしよっかな……」



美希「夏っぽく短くしたりして……」



美希「…ハニー? 」ボソッ



美希「ハ・ニ・イ」ボソボソ



美希「……」



美希「イヤじゃ…ないかな…?そんなふうに呼ばれるの……」



美希「ダメかな……?」

美希「こんな気持ち、初めてから……」



美希「なんでもしてあげたい、って思ったの……」



美希「最初だから……」ウトウト



美希「…あふぅ……」ウトウト…



美希「ハニー…ハニー……?」スヤッ



美希「えへへ……」



美希「おはようございます、ハニー……」スヤスヤ……



美希「美希の…ムニャ……」



美希「初めての…ハニー……」スヤスヤ…





お し ま い