光「心頭滅却すれば火もまた涼し、だよ。心地いいくらいだっ!」



晴「物事には限度ってのがあるだろ……あー死ぬー……」



光「水分は取らないと、だな。飲み差しで悪いけどポカリいる?」



晴「お、サンキュ」ジュー





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晴「ってか、なんでエアコンの温度が下げられないんだ?」



光「節電週間……だから?」



晴「何でそんなのしてんだって話だろ。でっけー会社なのにさ、ケチ」



光「会社が大きいから部屋も多いし、エアコン代が馬鹿にならないんだろうなぁ、きっと」



晴「それでオレらが潰れたら……うー、出るとこでてやる……」



光「ソファに座らず、立って動くと少しは涼しいよ?」



晴「オレ今疲れてんの。出来たら動きたくない……」



光「炎天下であれだけサッカーしてればなぁ」



晴「そういうことだから、アイスくれー」





光「さっき食べただろ。暑い時は冷たい物や甘い物が美味しいけれど、そればっかりじゃダメだぞ!」



晴「ほーしーいー、ほーしーいー」パタパタ



光「……あとでカフェ行きたいんだけど、付き合うか? パフェとか量多いし、丁度良さそうなんだ」



晴「いいのか!?」



光「いいんだ!」b



晴「やったっ♪」







光「あ、でも、今は混んでるかも」



晴「同じこと考えてる奴って多いもんな」



晴「……そうだ!」ピコーン!



光「なんか思いついた?」



晴「良い物を思い出した。これで暑さともさよなら出来る!」タッタッタッ



光「よくわからないけど信じるぞ。気をつけてねっ!」



………………

…………

……



光「おかえりなさい!」



晴「ただいまー」



光「良い物って見つかった?」



晴「……ブイッ!」



光「やったぁっ♪ で、良い物って?」



晴「じゃーん」ドサッ



小型扇風機「私だ」



光「おおー! ところでこれ、どこから持ってきたんだ?」



晴「アイツの部屋!」



光「アイツ? P?」



晴「おう。コンセント何処かわかるか?」



光「貸してっ!」ブスッ



晴「ツマミはもちろん強、だな!」パチッ



扇風機「ぶおおおー、ぶおおー」



光 晴「「いえいっ!」」パチン♪



晴「あぁぁぁぁぁ、生き返るぅぅ……」



光「うん、ゾクゾクするね……とっても気持ちいい……」



晴「ちょっとだけぬるいのが厳しいけどなー」



光「まぁ仕方ないって……晴ちゃん?」



晴「ン?」ペラッ



光「シャツめくってお腹出すの、はしたないよ?」



晴「暑いんだからいいだろ。それに、服の下を風が通って気持ちいいぜ?」



光「それはそうだろうけどさ、誰が見てるかわかんないし」



晴「今ここオレらしかいねーだろ」



光「あ、そっか」



晴「光はやんねーの?」



光「うん、いいや!」



晴「……えいっ」



ペラッ



光「わっ!? な、何をするんだ!」



晴「いいから試してみろって」



光「む、む、じゃあ……あっ♪」



晴「涼しいだろ?」



光「あぁぁぁぁぁ……♪」





光「でも、お腹冷やすといけないから、ここまでだな」パサッ



晴「ん、そうか」



光「ところでさ」



晴「何だ?」



光「えい」コショッ



晴「ひゃあっ!? 何すんだよ!」



光「不意打ちで服を捲り上げるのって、こういうことなんだからね?」



晴「違うだろ! オレ、そこまでしてねーし!」



光「したよ?」





晴「なんだよ、怒ってんのか?」



光「怒ってはいないかなぁ。びっくりはしたけど」



晴「……仕返しっ」コショコショコショコショッ



光「あぁぁぁぁっ!? 何を!」





晴「納得いかねーからな。おあいこおあいこ!」



光「むー……アタシも!」コチョコチョコチョコチョ



晴「っはぁっ!? ふ、ふざけ、ひか、やめ、あひゃははあははっは!?」コショコショコショコショッ



光「んっ!、晴ちゃ、こそ、ギブアップせいっ、んぅっ、わき、ははははははっ!」



晴「光がやめろっ、次は腹に、んふっ! くらえっ!」コチョコチョコチョコチョ



光「お、お腹! だ、だめっ、そこ、くすぐっ、ああっ、うひぃ!」コショコショコショコショッ



晴「とーどーめーだーっ、はうんっ! でやーっ!」スリコチョコショニョワ



光「あ、ちょ、はるちゃ、押したらあぶなっ」グラッ



晴「えっ? ━━━ああっ!」



ドサッ







光「…………」



晴「…………」





ミィィンミンミンミンミィィィン……ミィンミンミンミンミンミンミィィィィ……







光「……暑いね」





晴「……そりゃそうだろ」





光「何かごめんね。アタシがもっとしっかり立ってれば」





晴「いや、ふざけたのはオレも一緒だし」





光「…………」



晴「…………」









ミィィンミンミンミンミィィィン……ミィンミンミンミンミンミンミィィィィ……



光「……そろそろどいてくれないか。起きられないんだ」



晴「あ、ああ、悪ぃ。怪我とか、してねーよな?」



光「全然だ。そっちは?」



晴「いや、オレもない」



光「……これ、擦り傷じゃ?」ツン



晴「っ! 光がつけたやつじゃねーし!」



光「そ、そう。……喉乾かない?」



晴「……あー、確かに乾いた、かもな」



光「そろそろカフェ、行く?」



晴「……用事思い出した。パスしていいか?」



光「……うん、わかった」



光 晴(……気まずい……)



光「じゃあ、行ってくるね、ばいばいっ!」



晴「あ、待った!」



光「どうかした?」



晴「ああえっと、そのだな」



光「…………」



晴「……今度、埋め合わせするから! 覚えといてくれ!」



光「……うん! 楽しみにしてるから! それじゃっ!」



バタン! タッタッタッタッ……



晴「…………」



晴「……暑い……」



おわり