《事務所》







愛海「あたしには分かるよ…夏は女を大胆にさせるって頭の中の神様が言ってたから。」



モバP(以下P)「そんな神様捨ててしまえ。」









愛海「てかなに?なんでこのイベントにあたしが呼ばれてないの!?おかしいでしょ倫理的に考えて!!」



P「倫理的に考えたから呼ばれなかったんだろうが。もし呼ばれたら何するんだお前は。」



愛海「お!聞きたい?聞きたい?しょーがないなー…じゃあ順番に何やるか話すから今のうちに『HERO COMES A NEW CHALLENGER !』のテロップを用意しといてね!」バーン!







P「…HEROのHは抜いとくな。」キュキュッ









SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438442954









【藤居朋編 〜占いは君の胸に聞こう〜】





《海の家前》







朋「(ラッキースポットは海…そう、この仕事こそアタシの運勢が上昇する機会…プロデューサーがくれたこのチャンス、必ずモノにして見せる…!!)」ググッ!









愛海(グラサン)『え゙え゙〜…海の水底で採れたエレガント鉱石〜、エレガント鉱石はいらんかね〜?海神の御幸を授かりしエレガント鉱石〜。これを首から下げると運気上昇はもちろん、疲労回復や魅力向上、月末ガチャで必ずカットインが入る優れ物だよ〜。』メガホーン



朋「!?」ババッ!







クレー!ソレクレー!!オレニクレー!!



オレガ!イヤオレガ!ナニクソオレガ!!



イクラダ!オネダンハイクラダ!!











愛海(グラサン)『はいは〜い、こちらの鉱石はおひとつしか無いのでお渡しできるのは御一人様だけです〜。ちなみにこちらのお値段、大暴挙特価500万円になります〜。』



朋「ご、ごひゃくまんッ!?」ビクッ!!









…クッ、スコシタカイナ……



マイニチソウメン……イヤ、タリン……



グヌヌ……







愛海(グラサン)『しかし今回限り、苗字が《ふ》で始まり名前が《も》で終わる人には5000円で提供致します〜!!』





朋「(《ふ》で始まって《も》……あ!)」ピコーン!







オレ!フカシイモニナルー!



オレガ!オレコソガ!!フトモモダ!!!



オレハ…オレハ……







愛海(グラサン)『あ、女性限定品なので男性はお帰りください。』





朋「(女性のみ!!)」ピココーン!









クッソー…チクショー……



ウマレカワッタラ、オンナニナリタイ……



ナイメンハオンナ……イヤ、ソレハミグルシイナ……











朋「あ、あの!!」タタタッ!



愛海(グラサン)「おやおやお嬢さん。何か用かね?」フォッフォッフォッ…





朋「あ、アタシ…藤井朋と言って……あ、でも身分を証明出来る物が…」アタフタ…



愛海(グラサン)「藤井朋…たしかアイドルやってる子だね?知ってるさぁ、あたしはアイドル大好きだからね。」グフフ…



朋「ほ、本当ですか!?」



愛海(グラサン)「この鉱石は君みたいなアイドルにこそ似合いそうだ……お代はいらないよ。」スッ…



朋「え!?い、いいんですか……?」ハシッ!



愛海「だけどその代わり……」チャキッ







愛海「その胸にある“ひとつなぎの大秘房”に触れさせてもらうよー!水着はワンピースじゃない!?知らないよッ!!私の手に触れればどんな宝も大きく秘めたる物になるんだからさぁぁッッ!!!」ズピョーーン!!



朋「え、えぇぇぇぇ!!?」











【藤井朋編 終了】







愛海「……てな具合。」



P「開幕からこれ以上ないくらい酷い有り様だな。」







P「そもそも始めから怪しすぎだろ。いくら朋でもそこまでバカじゃない。」



愛海「いやいや、女の子は開運グッズには目がないってのはあたしの市場調査で証明済みだから。」フフーン!



P「市場調査?」



愛海「えーっと……あ、これこれ。」カバンゴソゴソ









愛海「プロデューサー印のおまもりー!」テッテレー!



P「俺印の割には初耳なんだが。」






P「いや、そもそもそんなおまもり売れるわけないだろ。」



愛海「いやいや、めちゃくちゃ売れたよ。御利益あるようにおまもりには中身も入ってるし。」パカッ、ゴソゴソ…



P「中身?」









愛海「プロデューサーの陰毛。」チーン



P「お前それどこで手に入れた?」



愛海「事務所のシャワールーム。市場調査終わったからもう拾ってないけど。」



P「お前…調査のためにプライド捨てるなよ。」



愛海「気にしなーい気にしなーい。」













この時、プロデューサーと愛海は気付いていなかった。



隣で経理をしている千川ちひろに電流が走った事に。



そして数日後、何故か男性用シャワールームにサウナが追加されたのであった。













愛海「それでは次の方、及川雫さん…参りましょう。」ババン!



P「………一応、聞こう。」













【及川雫編 〜あの水着を着せたスタッフに盛大なる感謝を〜】





《海の家前》







雫「お仕事の休憩中は何をしてればいいんでしょうかー?」ウーン…







愛海(グラサン)「そこのお嬢さん!この季節にスイカ割りをしないアイドルなんてアイドルとは言わないよ!お嬢さんがアイドルかどうかは知らないけど!!別に他人のフリをしてるわけじゃないけど!!」





雫「スイカ割りですかー?楽しそうですねー!」



愛海(グラサン)「ほらほら、じゃあ木刀は危ないから新聞紙を丸めたコレを持ってねー。」スッ



雫「あれー?これじゃあスイカは割れませんよー?」ヒョイッ



愛海(グラサン)「大丈夫大丈夫、ちゃんとスイカに当たったら木刀を渡すから。そうじゃないと危ないし。アタシも危ないし。」



雫「あー、なるほどー。」ナットク



愛海(グラサン)「それじゃあ目隠ししてねー。」スッ



雫(目隠し)「はーい。」ススッ…ギュッ



愛海(グラサン)「それじゃーその場で10回クルクルしてねー。」



雫(目隠し)「はーい!えーっと…いーっかい、にーかい……おっとっとー……」クルクルフラフラタユンタユン…









愛海「……キャメラ、回してる?」チャキッ



愛海ファンA「キャメラ、正常です。」ジーッ



愛海ファンB「ボス、外したグラサンはここに…」スッ



愛海ファンC「ボス、この陽射しはキツいと思われます。汗拭きタオルを…」スッ













雫(目隠し)「ーーー…きゅーかい!じゅーっかい!!回りましたー!!」フラフラボインボイン…



愛海「それじゃーそのまままっすぐに!大丈夫大丈夫!!スイカはそのまままっすぐ!!」



雫(目隠し)「はーい!よっとと……」フラフラタユンボイン









愛海「…それじゃ、あたしもスイカを2つ収穫しに行きますか。」スッ…



愛海ファンA「ボス、おきをつけて。」スッ



愛海ファンB「油断されぬよう、ボス。」スッ



愛海ファンC「ボス、御武運を。」スッ











【及川雫編 終了】







愛海「まあ、こうなるな。」



P「お前のファンが気持ち悪すぎるんだが。」







P「え、なに?お前のファンはあれが正常なの?」



愛海「定例ファン感謝ライブの時間半分はファンとのお山議論だよ?」



P「知らねえし初耳だよ。」



愛海「あたしのプロデューサーならそれくらい把握しててよ。」フーッ…ヤレヤレ



P「送迎とライブの頭しか見てなかった事をここまで後悔するハメになるとは思わなかったよ。」







P「……あと、今の目隠しからの奇襲は危ないから絶対にやるなよ。」



愛海「まあ、やるならもっと正々堂々とやるよ。不意打ちは実力差のある早苗さんや真奈美さん相手にしかやらないって。」フッ…













この時、プロデューサーと愛海は気付いていなかった。



奥で荒木比奈がネタ出しに頭を捻らしていた事に。



そして後日、スイカ割り目隠しシチュエーションの同人誌が年二回のお祭りに並んだらしい。













愛海「んで、最後にくるみちゃん。」



P「お前…くるみにまで何かする気なのか……?」













【大沼くるみ編 〜差し伸べた手はそのまま山のまにまに〜】





《海の家の中》







くるみ「うぅー…くるみ、お手伝いできてるのかなぁ……」グスッ







愛海(グラサン)「へい、そこの泣き顔も素敵なお嬢さん…焼きそばをお願いしていいかな?」



くるみ「あ!は、はぁーい…」タッタッタッ!











くるみ「お、お待たせしました〜!」タッタッタッ、コトン



くるみ「えへへ…ちゃんとお仕事、できましたぁ。」パァァ







愛海「…ありがとう。やっぱりくるみちゃんは笑顔がよく似合うよ。」チャキッ



くるみ「ふぇ?あ、愛海しゃん!?」





愛海「本当は影ながら見守ろうと思ったんだけど、その必要は無さそうだね。」モミモミ



くるみ「ふ…ふぇ〜…も、揉まないでぇ〜……」アワワ…



愛海「おっと失礼、それじゃ仕事…頑張ってね。」モミンッ!



くるみ「ひぃぅっ!!」ビクッ!











【大沼くるみ編 終了】







愛海「とまぁ、スタイリッシュに。」



P「お前ただの犯罪者じゃねえか。」







愛海「いやー、さすがにくるみちゃんに騙し討ちみたいな所業は出来ないって。やったら外道じゃん。」



P「お前今までの提案をしっかり見直してからその発言をしろ。特に雫のやつ。」













P「……今までのを聞いたのを総評して言わせてもらうとだな。」



愛海「なんでしょう。」













P「……お前、仕事をする気無いだろ。」



愛海「………あ、これってそういう主旨だっけ?」



P「お前、マジでいい加減にしろよ。」オイコラ











P「と言うわけでお前の案は全部却下。」



愛海「えー…そんなぁ〜……」ブーブー





P「だが、こっちから1つ提案がある。…まあ、俺も提案された側なんだが。」



愛海「え、なになにー?」







タッタッタッ…ガチャッ















のあ「愛海、山に行くわよ。」ファサッ…



真奈美「なんだ、まだ準備してなかったのか。」ヤレヤレ



早苗「ほらほらー早くしなさーい!亜季ちゃんと茜ちゃん、あと未央ちゃんと藍子ちゃんが先に行って準備してるわよー!」ガオーッ!









P「誕生日のお祝いをお前の好きな山でバーベキューしながらやりたいんだってよ。」フッ













愛海「……あ、そう言えばあたし…今日誕生日だったじゃん。」













8月1日(はれ)





きょうは、みんなでおやまでバーベキューをしました。



うみにはいけなかったけど、やまのなかのかわでたくさんあそんで、みんなにたくさんいわってもらいました。



みんなのおやまにはすきがなくてのぼれませんでしたが、とてもたのしかったです。







でも次は女の子の山を指で登りたいです。





棟方愛海















終わり