莉嘉「Pくんただいまー!!」ダキッ



武内P「お疲れ様です。城ヶ崎さん。走ると危ないですよ。」



莉嘉「えへへー、今日もいっぱいつかれたからー、なでてなでて!」



みりあ「莉嘉ちゃーん先に行っちゃったの…?あーずるい!私もー!」



きらり「Pちゃんおっつおっつ☆」



武内P「赤城さん、諸星さんお疲れ様でした。今日は現場にいけずに申し訳ありませんでした。問題はありませんでしたか?」



みりあ「あのねプロデューサー!こーんな大きなパフェ食べたんだよ!」ダキッ



莉嘉「Pくんにもお土産持ってくれば良かったね!」スリスリ



武内P「いえ自分は…、2人とも落ち着いてください。」



きらり「莉嘉ちゃん、みりあちゃん、Pちゃん困ってるよ?」



莉嘉「ええー?カリスマJCアイドルに抱きつかれてるんだからうれしーよね?Pくん」



武内P「いえ私は…」



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アナスタシア「楽しそーデスネ?」



きらり「アーニャちゃん、美波ちゃん」



アナスタシア「デモ、私もプロデューサーに抱きつきたい気持ち、少し分かります」



美波「ええ!?アーニャちゃんそうなの!?」



アナスタシア「プロデューサーは、大きな犬、みたいな可愛いさがあると思います」



莉嘉「あーわかる!しょうがないなぁ。アーニャちゃんにも少し分けてあげる。ハイ!」



アナスタシア「いいノデスか?」



武内P「いえ、よくはないのですが」



莉嘉「いいからいいから!ほらPくん座って」



アナスタシア「それでは、失礼します」ギュ



ナデナデ



サワサワ



アナスタシア「フフ、プロデューサー大きいです。」



美波「」



莉嘉「むー、なんだか私の時と違ってPくん顔赤くない?」



きらり「もー三人とも。Pちゃん困ってるから。駄目だよー?」











凛「・・・」



ーーーーーーーーーーーーーーー



コンコン

武内P「どうぞ」



ガチャ

凛「プロデューサーちょっといい?」



武内P「渋谷さん、ええどうぞかまいません。」



凛「プロデューサー最近CPのメンバーと打ち解けてるね。私も見習わなきゃ」



武内P「ええ、最近は皆さん積極的に話しかけてくださるので、ありがたい限りです。」



凛「ふーん」



武内P「渋谷さんも十分打ち解けていると思いますが…、何か問題がありましたか?」



凛「ううん、そういうわけじゃないけど」



武内P「それでは何でしょう」



凛「…それで最近ちょっとスキンシップが過ぎるんじゃないかなーって」



武内P「え?」



凛「いや別に悪いことじゃないのかもしれないけど、やっぱりアイドルでしょ?」



武内P「…」



凜「プロデューサー?」



武内P「実はそれで少々悩んでいまして…」



武内P「確かに最近スキンシップが多すぎると思っているのですが、注意することで逆に溝が生まれてしまうのではないか…と」



武内P「特に赤城さんは少々幼いところがありますので、触れ合いを禁止すると余計な誤解を生んでしまわないでしょうか」



凜「はぁそんなことで悩んでたの?大丈夫だよ。ちゃんと話せばわかってくれるよ。みんなそうだったでしょ?」



武内P「そう…ですね。一度きちんと話してみようと思います。」

ーーーーーーーーーーーーーーー







武内P「城ケ崎さん、赤城さん、少々よろしいでしょうか?」



莉嘉「Pくん!なに!?なに新しい仕事!?」



みりあ「プロデューサーどうしたの?」



武内P「少し大切な話がありますので、ソファーに座っていただけますか?」



武内P「いえ私の隣ではなく、対面にお願いします。」



莉嘉「えーいいじゃん。Pくんのけちー」



みりあ「何かあったの?プロデューサー」



武内P「まず本題に入る前に一つ、お伝えしておきたいのですが」



武内P「私はお二人のことをとても素敵なアイドルだと思っています。」



武内P「それに仕事を置いておいたとしても、いつも明るいお二人と一緒にいるととても楽しいです。」



みりあ「私もプロデューサーとか莉嘉ちゃんときらりちゃんと一緒にいるととーっても楽しいよ!」



莉嘉「いきなりどうしたのPくん?もしかして愛の告白?」



武内P「いえ、愛の告白ではないのですが…、それを踏まえたうえでお二人にお願いがありまして」



莉嘉「えー!?スキンシップ禁止!?」



武内P「ええ、やはりファンの皆さんは快く思わないと思いますので」



みりあ「プロデューサーもしかして迷惑だったの?」



武内P「いえ!そんなことはありません。むしろ逆です。」



みりあ「逆?」



武内P「ファンの皆さんは私を含めお二人とスキンシップをしたいと思っていると思います。しかし全員と同じようにスキンシップすることはできません。」



武内P「そんな中でスタッフである私がお二人とあまり近すぎるとファンの皆さんはあまりよくは思わないと思います。」



みりあ「そうなのかな…」



武内P「これは私に限ったことではなく、やはりアイドルとして活動していく以上異性とのスキンシップは極力避けていかなければいけません。」



みりあ「そうなんだ…、じゃあ仕方ないね…」



武内P「ええ、ご理解していただけましたでしょうか…、…莉嘉さん?何かありますか?」



莉嘉「そんなのおかしい!」



武内P「!?」





莉嘉「ファンが嫌がるから、好きな人に触っちゃいけないの!?そんなのおかしいよ!?」



武内P「しかし」



莉嘉「じゃあ事務所の中ならいいの!?」



武内P「いえそういうわけには」



莉嘉「Pくんのバカ!意気地なし!もう知らない!」



武内P「あっ、城ケ崎さん!待ってください!」































武内P「結局事務所内であればいいということに押し切られてしまいました…」



凛「…」

凛「まあ莉嘉とみりあちゃんは仕方ないんじゃないかな…」



武内P「そうですね。おいおい、わかってくれると思います。」



凛「それはそうとプロデューサー」



武内P「はい、何でしょうか?」



凛「プロデューサーもスキンシップしたいと思ってるの?」



武内P「は?」



凛「いや!何でもない!忘れて…」



武内P「はぁ…」

ーーーーーーーーーーーーーーー





アーニャ「ドーブラエ ウートラ、おはようございます。プロデューサー」



武内P「おはようございます。アナスタシアさん。ずいぶんお早いですね。」



アーニャ「フフフ、聞きましたよ。プロデューサー」



武内P「はい?何のことでしょう」



アーニャ「事務所の中であれば、プロデューサーを触り、放題だと」



武内P「」



アーニャ「プロデューサー、覚悟、して下サイ」



武内P「アナスタシアさん。ちょっと待ってください。とりあえず落ち着いて」



アーニャ「?、なにか間違ってましたか?」



武内P「とりあえずそちらにお座りください。」



アーニャ「ハイ」



武内P「いえ、私の隣ではなく対面に座ってください。」



アーニャ「ハイ」



武内P「私はアナスタシアさんのことをとても素敵なアイドルだと思っています。」



武内P「とてもお綺麗ですし、神秘的な魅力を感じます。それにとても可愛らしい。」



アーニャ「スパシーバ、照れてしまいます。」



武内P「しかし、アイドルとプロデューサーという関係上、必要以上に接触するのはよくないことなのです。」



武内P「アナスタシアさんに気安く接していただけるのは非常にありがたいことなのですが、スキンシップは今後控えていただけませんか?」



アーニャ「プロデューサーの気持ちわかりました。大切に思ってくれてとてもうれしい、です。」



武内P「分かっていただけましたか。」



アーニャ「事務所の中でだけ、ですね?」



武内P「アナスタシアさん」



アーニャ「ハイ」



武内P「事務所の中も控えていただきたいのですが…」



アーニャ「ソンナ、莉嘉は中ならイイと言っていました。」



武内P「城ケ崎さんはまだ幼いということもありますし」



アーニャ「でも、私と莉嘉、3つしか変わりません。」



武内P「それはそうですが、やはりこればかりは…」



アーニャ「どうしてもダメ、ですか?」



武内P「はい。ご理解いただけませんか」



アーニャ「分かりました…」



武内P「アナスタシアさん。ありがとうございます。」



アーニャ「プロデューサーは、私より莉嘉が好き、なんですね…」



武内P「は?」



アーニャ「イイんです。仕方、ありません。グスッ」



武内P「アナスタシアさん!?何か誤解が!待ってください!」





















凛「それで押し切られたんだ…」



武内P「はい…」



凛「そういえばアーニャは15歳なんだね。大人びて見えるけど」



武内P「そうですね。お話しすると年相応に思えるときもあるのですが」



凛「ところでプロデューサー」



武内P「はい、何でしょうか?」



凛「私も15歳なんだけど」



武内P「はい、渋谷さんもしっかりしていますし、少し大人びて見えますね。」



凛「…15歳ならいいの?」



武内P「は?何のことでしょう」



凛「じゅ、15歳までなら事務所の中でスキンシップしていいんでしょ?」



武内P「い、いえ決してそういう意味では」



凛「やっぱりプロジェクトメンバーのなかで扱いに差をつけるのはよくないよ。」



武内P「渋谷さん、落ち着いてください。」



凛「私は冷静だよ。みんながそうまで触りたがるなら、ちょっとやってみようかなって」



武内P「渋谷さん、顔が真っ赤です。ちょっ待ってください」



凛「逃げないでよ」



武内P「!?」

凛「プロデューサー言ったよね。ここにくれば今までと違う世界があるって、初めて莉嘉が抱き着いてるのを見たとき、見つかるような気がした。夢中になれる何かってやつ。今なら見つけられる気がする。教えてよ。莉嘉やアーニャがいいのに私がダメな理由!」



武内P「」





コンコン



卯月「凜ちゃん、プロデューサーさんお話し中ですか?部長さんが呼んでるみたいなんですけど…」



卯月「…?、失礼しますねー」



卯月「凜ちゃん何してるの…?え?えっ?ちょっと落ち着いて下さい凛ちゃん!まって…!だれかー!きらりちゃん呼んできて―!」



終わり