ヤマもオチもございません。

が、お付き合い下さる方はよろしくお願いします。

モバマスSS、2作目です。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436180086



杏「訴える…プロデューサーを絶対に訴えてやる…」



杏「もう1週間連続でアイドルとして働いてる…こんなことは許されない…」



杏「杏は印税収入が入るまでだけアイドルになってやるって約束だったんだ…契約違反してるのはプロデューサーの方だよ!」



杏「それなのに…それなのに……」

杏「ソロでCDを出し…Cu部署5人でCDを出し…智絵里ちゃんとかな子ちゃんとユニットを組んでCDを出し…」





杏「テレビに出演…ラジオにも出演…ブログの連載に…雑誌からの取材…何故か着ぐるみに包まれ…LIVEバトルして…さらにレッスンに次ぐレッスン…そして特訓…」





杏「おかしいよ!ふざけんなって感じだ!」バン!





杏「私めっちゃ働いてるじゃん!働きアリの如しじゃん!」

杏「私はアイドル界に!燦然と輝く!唯一無二のニートアイドル!!どうぞ宜しく!!」バンバン!





モバP「お前昨日休みだったじゃん。4日前と6日前も」カタカタ





杏「杏はそんな話をしてるんじゃないの!」バン!





モバP「そうなの?机叩くなよ」カタカタ





杏「そうだよ!!なにか言い訳ある!?」

モバP「お前程の人気があってそんだけ休んでるアイドルって居ないと思うよ」カタ…ノビー





モバP「俺とちひろさんと、トレさんたちも、お前の意向を最大限に取り入れてるつもりだけど…」ズズー





杏「…他のアイドルがどうこうじゃなくてー…杏は今私の話をしてるんだよ」





モバP「あぁ、うん…」カタカタ

杏「…あのさ、プロデューサーが仕事できるのはわかったからさ」





杏「ちょっと取ってくるお仕事減らしてみようよ。よくわかんないけどプロデューサーも偉い人に頭下げてるんでしょ?」





杏「私のためにそこまでしてくれるのは嬉しいよ…プロデューサーだいすきあいしてる」





杏「でもね、杏、プロデューサーにもお休みしてほしいんだぁ…」





モバP「あー…知らなかったのか?お前には、こっちから頭下げなくても先方からオファーがくるんだぞ」カタカタ





杏「チッ」





モバP「アレ?今舌打ちした?」カタカタ

杏「ああ言えばこう言うんだから…もういいよ…まだ時間あるから寝る…」





モバP「おっ、もういいのか」カタカタ





杏「うん…飴切れた…テキトーに起こして…」





モバP「なんでお前こんな時間(11時)に来たんだ…仕事は15時からだからな…」カタカタ





杏「…ぐう…」





モバP「まったく…」タオルファサ





杏「zzz…」スヤスヤ

━━━ここから夢━━━





杏「…ん?なんだ?ここ」





??「うふふ♪杏ちゃん、お仕事辛いの?」





杏「ん!?眩しい…眠らせてくれよ…って、んん?あ、うん、つらい」





??「そう…それなら、私のところへおいで♪きっと、あなたのお助けになれると思います!」





杏「ほんと?じゃあ寝る…おやすみ」





??「はーい♪」





━━━ここまで夢━━━

杏「…ん…」パチ





杏「んあぁ…ふわぁ…」





杏「んー…タオルかかってる」コシコシ





杏「はぁ…よくわかんない夢だったな…」





杏「今は…」チラ





時計「13:30やで」





杏「んんぅ…全然眠れなかったな…」

杏「飴…」フラフラ





杏「ん」コロ





杏「…」グッ





杏「よし。プロデューサー対策だー!寝てる間に考えたけどやっぱりおかしい!」





杏「しかし…プロデューサーが仕事取ってきてるわけじゃないだと…じゃあさっきのじゃダメじゃん…」





杏「どうしたもんかね〜」ゴロゴロ





杏「ん?」ティン

杏「そっか…さっきの薄い内容の夢は…」





杏「フフフ」ニヤリ





杏「おーい茄子ーー!!どこだーーー!!!」





杏「人の夢に出てくるのはやめろー!」





杏「ホワイトボード的には、もうそろそろ来てるハズ…あっ、乃々」





乃々「わっ…ひぃ…もりくぼはここにはいません…助けてくださいお隣さん…」





シイタケクン「オトナリサンハトモダチヲサガスタビニデテイルヨ!」

杏「おーいののー。杏だよ。プロデューサーじゃないよー」





輝子「フヒ…す、スルーは身に染みるぜぇ…」





乃々「え…あ、杏さん…こんばんは…」





杏「今真昼だよ」





乃々「些細な問題です…」





杏「ごもっとも。茄子見てないー?」





乃々「も、もりくぼは見てませんけど…キノコさんは…」





輝子「私も見てないな…ゴメン」

杏「そうかー。ありがと」





乃々「お役に立てずごめんなさい…こんなあたしは…穴を掘って埋まっt」





輝子「ぼ、ボノノさん…それ以上はいけない…」





乃々「ハッ」





杏「うん、ごめんねー邪魔して。茄子見かけたら杏が探してたって言っといてくれーぃ」フリフリ





乃々「わ、わかりました、この命に換えても」フリフリ





輝子「フヒヒ…御意…」フリフリ





杏「さて…他を当たるか…ん?」

美玲「…」





杏「…」ススス





杏「おーい」ポン





美玲「うわァッ!なんだ杏か…脅かすなよッ!」





杏「あ、ごめんごめん。なにしてんのー?」





美玲「ガンタイの新作チェック」





杏「…真面目だなぁ」

美玲「何がだよ。言っとくけど、これは仕事関係ないぞッ!ウチの個人的な趣味だからな!」





杏「あはは、そうだった。ところでさ、茄子見てない?」





美玲「茄子?どーだろ…集中してたからわかんないけど、多分見てないな」





美玲「ウチは常に周りを警戒してる一匹狼オオカミだからなッ!誰か通ったらすぐ分かるぞッ!」ドヤァ





杏「さっきめっちゃ驚いてなかった?」





美玲「オマエは後ろから忍び寄られて警戒できるのかッ!!」

杏「そうだね、無理だね」ナデナデ





美玲「やめろッ」パシッ





美玲「そういうわけだ。ごめんけどウチはわかんないぞッ」





杏「そかそか、ごめん邪魔して」フリフリ





美玲「別にいーけどッ。現れ方には気を付けろッ!次はひっかくからなッ!」フリフリ





杏「美玲は可愛いなぁ…ん?」

蘭子「…」カキカキ





杏「なーにやってんn「ひやああああああああああ!!!!」またか…」





蘭子「だだだだ誰ぞ!我が深淵を覗くのはっ!むっ、怠惰の妖精ではないか。何用だ?(だだだだ誰ですか!?見られるのは恥ずかしぃ….あっ、杏さん!おはようございます!!どうかされましたか?)」





杏「怠惰の妖精て…茄子見てなーい?」

蘭子「僥倖の権化か?我が領域(テリトリー)に闖入するには魔翌力が足りぬ!(茄子さんですか?見てないですね…ごめんなさい)」





杏「いや別に謝ることはないよー」





蘭子「物怪の幸いを手に、其方は何処へ向かう?(茄子さんにご用事ですかー?)」





杏「うんうん。仕事量をこう…ちょちょいってね…フヒヒ」





蘭子「魔界よりの逆風…(杏さんが、悪い顔になってます!)」

杏「まぁ別に悪用とかするつもりはぜーんぜんないよ、安心して」





杏「茄子見たら、杏が探してたーって伝言頼むー」フリフリ





蘭子「ククク…承知したわ。今こそ決別の刻っ!(わかりました!さよーなら〜)」フリフリ





杏「…いやー蘭子ちゃんと話すのも、意外と慣れるもんだねぇ」





杏「誰かーいねーがー…」ノソノソ





??「…フフン」スチャ

??「」バズーカ<パーーン!!!!





杏「おわーーーーーー!!?」





??「!?」





杏「な、なに???!」





??「あ、アァーーッハッハァ!!引っかかったわね杏ゥ!!」





杏「おおおお…お、驚いた…ガラにもなくおわーとか言っちゃったじゃん…麗奈」





麗奈「マヌケ面晒したわね!やっぱりアタシがNo.1よ!アーッハッハァゲホゲホッゴエェ」

杏「ちょ、大丈夫か」





麗奈「んんっ、心配なんてして要らないわ!アンタが暇そうにしてるからからかってあげたのよ!感謝なさい!」





杏「う、うん、ありがと。あ、そだ、麗奈今日茄子見てない?」





麗奈「茄子?見てないわね。ていうかアタシがイタズラグッズを持ってる時に遭遇したことがないわ」





?「…」スス..





麗奈「アタシには全アイドルにイタズラをかます義務があるんだけど…ダテに『鷹富士』なんて名前してないわね…」ガシッ





杏「あ」





麗奈「ん?」

?「こんな所でアブラ売ってたのか!」ズルズル





麗奈「ちょちょちょっと!!南条!!?なにやってんのよ!どこ連れてく気!?」ズルズル





光「決まってるだろ!無限の彼方さ!さぁ行くぞ!」ズルズル





麗奈「待ちなさ…どこのスペースレンジャーよぉぉぉぉ!」ガチャバタン





杏「えぇ…」

光「」ガチャ





杏「お?」





光「杏!アタシも茄子さんは見てないぞ!」バタン





杏「…」





??「」ガチャ





杏「ん??」





?「わりーな、オレもちょっと見てねーわ。じゃ」バタン





杏「…どうもご丁寧に」

杏「嵐の様だったなぁ…」ペタペタ





杏「はぁ…なんか疲れた…」





???「にょわっ」ガチャ





???「はぴはぴすゆの〜…あっ!」





???「あーんーずーちゃん!」





杏「おっ、きらりじゃん。おはよー」





きらり「おっすおーっすぅ☆事務所に来てすぐに、杏ちゃんに会えるなんて、うっれすぃ〜☆」

杏「えへ。そうかそうか。…来たばっかりかぁ、どこかで茄子見てない?よね?」





きらり「にょわ?茄子ちゃんかにぃ?えーっとぉ、うーん…」





きらり「ごめんねぇ杏ちゃん、きらり、茄子ちゃんがどこにいるかわかんないにぃ…」





杏「あーいいんだよいいんだよ。…にしても…んんー…」





きらり「どうしたのぉ??」

杏「ちょっと抱えてー」





きらり「んー?はい!」ヒョイ(肩車)





杏「おっと」





きらり「きらりん号、はっしーん☆さ、杏ちゃん、どこに連れてってほしいのかにぃ?茄子ちゃん、探すぅ?」





杏「いやー、そこそこ」ユビサシ





きらり「にょわ?ソファ?」

杏「うん。きらりも一緒に寝よーよ」





きらり「にょわっ!杏ちゃん、おねむぅ?でもでも、きらりも一緒に寝るのー?来たばっかりだけど、良いのかなぁ…」





杏「いいんだよー。きらりはレッスン終わったとこでしょー?疲れてるのは見ればわかるよ」





きらり「にょわ…」

杏「だっこして寝てよ。きらり、あったかくて柔らかくて寝心地結構良いし…」





きらり「…」ニョワ..





きらり「うぇへへ、わかったにぃ」ニコ





きらり「きらりもぉ、ジツはね、ねむねむ☆だったんだよぉ♪」





杏「…へへ。ちょうどいいじゃん」





きらり「うんっ☆それじゃ、ここのタオルも使ってぇ…」ゴソゴソ

杏「ありがとー。さー、寝よ寝よー」





きらり「ねよねよーっ☆」





杏「おやすみー」





きらり「おやすみ、杏ちゃん♪」ナデ

杏(仕事はしたくないけど…)





杏(やっぱり、きらりやみんなといられたらそれだけで…)





きらり「…♪」スゥスゥ





杏(おやすみきらり)





杏「…グゥ」

モバP「あんずーーーーーー!!!!仕事の時間だぞーーーーーーー!!!!!」





杏「やっぱり訴えるわ」





おわりです