提督「最初は『のじゃロリ』って苦手だったんだ」



初春「ほう……それはなにゆえ?」



提督「なんかそれだけで濃いじゃん、キャラが。

いろんな所でお見受けするし、もはや猫耳メイド並みに記号化してて嫌かなって」



提督「それに加えて初春はなんか古風っていうか、平安時代の人みたいじゃん」



初春「ふむ、一理あるのう……」



提督「それにトップヘビーかなんか知らないけどさ、何だよあの改二の毛量……あれじゃ日常生活できんでしょう……」



初春「それはわらわに限らんと思うが……。ところで、なあ……お主?」



提督「なんだ?」ペロペロ



初春「足を舐めるのをそろそろやめてくれんかのう……毎度毎度ふやけて始末が悪いのじゃ」



提督「おお、それは悪かった。じゃあウエットprprからドライprprにシフトするよ」ペロペロ



初春「うむ、くるしゅうない」





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提督「最初に惹かれたのは、出撃のときのあの声だったかなあ」



初春「ふむ」



提督「『はつはる、おしてまいるぞ!』って舌ったらずに、でもなんか上品に言うあの出撃セリフ」



提督「そのときに思ったんだよ。ああ、こいつはロリばばあじゃない。純粋培養ののじゃロリなんだと」



初春「あたりまえじゃ、わらわをばばあとぬかすなど、それこそ万死に値するぞ」



提督「この通り、つま先からきちんと少女だもんな。あ、右足移るからニーソ脱いで」



初春「口で咥えて脱がすがよい」



提督「かしこまり」ハムッ ギュー スポン



初春「器用なものじゃのう」



提督「初春のために鍛えたテクニックですから」



初春「ここでときめくおなごがおるのかのう……」



提督「初春以外にときめいてもらう必要無いので」



初春「わらわもどんびきじゃて」



…………



初春「なあ、お主、酌をしてやろうかの」



提督「……いいのか?」



初春「カッコカリとはいえ、仕事で疲れた夫をいたわるのは妻の勤めじゃからの」



提督「じゃあ、初春、ボタンを外してくれ」



初春「うむ!……って、は!?」



提督「だから、セーラー服をちょっとはだけてくれ」



初春「そ、その、わらわ達にそういうのは少し、早くないかのう……」ドキドキ



提督「いや……そういうんじゃないんだ。初春の、鎖骨のくぼみに注いだ酒が飲みたいんだ」



初春「…………。本当に救いようの無いへんたいじゃのう……お主は」



提督「具体的には初春の髪と同じ色をした、ぶどうカルピスサワーに汗をカクテルしたものが飲みたい」



初春「…………お主に絶句させられるのはこれで何度目かのう?」



提督「初春のまだ未成熟な乳糖のような香りのしそうな……鎖骨と言う魅力的な器……そこに注がれるカルピスの甘みにまだ二次性徴最中の少女の汗というスパイス……ああ、想像するだけで目眩のする…甘露だ」



初春「奇遇じゃのう、わらわは現在進行形でめまいがしておるぞ」

…………



提督「まさか断られるとはな……」



初春「当たり前じゃ、破廉恥行為もそこまではつきあいきれん。ボディータッチはノー、じゃ」



提督「ふむ、仕方が無い。じゃあ、ちょっと後ろ向いてもらえるか」



初春「何やら嫌な予感がするが……こうか?」



提督「…………スー…ハアッ…カリカリモフモフ!カリカリモフモフ!初春の巨大ポニテ!クンカクンカ!甘いのじゃロリ幼女のお髪をクンクンペロペロ!ムシャムシャゴックン!」



初春「やめえい!!!」



提督「…………?」



初春「『何か悪い事した?』みたいな目で見るのはやめえい!」



提督「……何か問題が?」ムシャ



初春「問題ありじゃ!大問題じゃ!お主、女の髪を何だと思っておる!!!」



提督「……?初春の髪は金糸にも勝るこの世で一番に価値のある繊維だが……?」ゴックン



初春「それを、今、お主は、噛んだ、というか食みおったろ!!」



提督「口でする毛繕いは嫌だったか……?」



初春「お主は犬か!!!」

…………



提督「どうやらおふざけが過ぎたらしい。怒ってどこかに行ってしまった」



提督「しかしまいったな……せっかく明日の結婚カッコカリ記念日に向けてプレゼントを用意したというのに……」



提督「渡すにしても……イマイチいいアイディアが浮かんでこないんだよな」



コンコン



提督「ん?なにやつ?」



ガチャ



初霜「提督、姉さん、お茶が入りましたよ」



提督「なんだ天使か」



初霜「はい?あ、あの……」



提督「ああ、何でも無いんだハツシモンヌ。ちょうど今、初春は席を外しているから、そのお茶君がここで飲んでいくと良い」



初霜「は、はあ……」



…………



初霜「なるほど、大体の事情は飲み込めました」コクコク



提督「しっかし、初春のスルースキルもまだまだだなあ」ハハハ



初霜「いえ、髪の件に関しましては私は提督に非があると思います」



提督「……?」



初霜「姉さんは、提督がいつも褒めてくれると髪をそれはもう大事にしていますから」キッパリ



提督「そうだったのか?」



初霜「自分の髪を庇って被弾した事もあるくらいです」キリッ



提督「いや、それただのアホだろう」



初霜「そうとも言うかもしれませんね」クスクス



提督「そうだったのか、知らずとはいえ、やりすぎてしまったな……」



提督「…………」ウーン



初霜「大丈夫ですよ、提督!姉さんなら、きちんと謝ったら許してくれるはずです!」



提督「そうだといいんだが……」



初霜「ふふ、姉さんは提督の事をおそらく……いや、絶対に鎮守府一お慕いしていますから……

大丈夫ですよ!」



提督「ありがとう、少し勇気が湧いてきた」



初霜「はいっ!よかったです!」



提督「それにしてもこのケッコン記念日のプレゼント、どうやって渡そうかな……」



初霜「それについては私、いい考えがあります」



提督「……?」



…………



工廠



初春「なんじゃ初霜の奴……入渠中じゃったというのに、急用があるなどと呼び出しおって」



シーン



初春「誰もおらぬではないか……」クシュン



提督「いるぞ、初春」スッ



初春「なっ…お主……も、もうカリカリはさせぬぞ!」



提督「ははは、さっきはごめんな、ところでさ……去年とちょっと前、ここで初めて初春を見た」



初春「?」



提督「奇麗だと思った」



初春「……ッ///」カアッ



提督「最初の印象こそあれだが……俺はその凛とした美しさに惹かれ、去年の今日、出会ったときと同じここで、お前に求婚した」



初春「わ……」



提督「?」



初春「わらわが忘れていたとでも思うたか……」



提督「半分はな、初印象の話しだしたのに無反応だったから」



初春「ぽ、ぽーかーふぇいす、というやつじゃ!」



提督「そっかそっか、でさ、これプレゼントだ。ケッコン1周年の」



初春「……あけてもよいかの?」



提督「いいよ」



初春「……扇子と……髪飾り?」



提督「似合いそうなのを見繕ったつもりなんだけど……気に入ったか?」



初春「うむ!気に入った!褒めてつかわす!」フフン



提督「それはそれは、光栄の至り」ハハ



初春「それで、その……わらわからもお主にプレゼントがあるのじゃ!」



提督「……ん?そうなのか、それは楽しみだな」



初春「かがめ!」



提督「はい」



チュ



初春「いっ、一年前の返事じゃ!『妾の方こそお慕い申しております』」



−−−−このあとめちゃめちゃ夜戦ry