〜早朝〜



タカトシ「……zzz……」ジュプジュプ



タカトシ「……ん、んん……ん?」ジュッポジュッポ



???「あ、おはほう、ははひい」レロレロ

   (あ、おはようタカ兄)



タカトシ「……なにしてんだ、コトミ?」



コトミ「あはへら」ジュプジュプ

   (朝フェラ)



タカトシ「そんな事聞いてんじゃねぇ! うっ!」ドピュッ



コトミ「んぐっ……今朝も濃いね、タカ兄」



タカトシ「毎朝してるみたいに言うんじゃねー!! お前いつも寝坊するだろうが!」





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タカトシ「まったく、朝っぱらから……」



コトミ「えー、でもタカ兄ゆうべ、明日は早起きしなきゃって言ってたじゃん。

    だから珍しく早起きして起こしてあげたのに」



タカトシ「自分で珍しくとか言うな」



コトミ「今日、何かあるの?」



タカトシ「今朝は生徒会で朝の挨拶運動を校門でやるんだよ」



コトミ「うへー、大変だねー」



タカトシ「お前もちゃんと挨拶しろよ、兄の沽券に関わるからな」



コトミ「股間にならさっき関わったよ」



タカトシ「言ってねーよ!」



〜玄関〜



タカトシ「じゃあ、先に行くから、お前も遅刻するなよ」



コトミ「は〜い、ア・ナ・タ」



タカトシ「……」



コトミ「もー、ノリ悪いなー」



タカトシ「……まだ慣れないんだよ」



コトミ「ハンカチ持った?」



タカトシ「持たない主義だ」



コトミ「ティッシュは持った?」



タカトシ「持った」



コトミ「ゴムは持った?」



タカトシ「それなら常備して……って言わねーよ!!」



 一向に解決しないこの国の少子化問題。

 政府はこの打開案として結婚可能年齢の引き下げと一夫多妻制の認可を行った。

 もちろん、誰でも一夫多妻ができる訳では無く、第二次性徴を迎えた男性には生殖能力の検査が義務付けられ、その検査の結果に応じて結婚可能人数が決まるわけである。

 そして俺はというと……



タカトシ「あ、おはようございます、会長」



天草シノ「おはよう、S級ランカー」



タカトシ「その呼び方止めてくださいってば……」



 そう、何故か俺は生殖能力においてトップクラスだと認められ、法的には100人までの妻帯が認可されていて、実際に何人かと既に結婚している。



シノ「しかし事実だからな」



タカトシ「それでも恥ずかしいんです……何だか種馬みたいで」



七条アリア「あら、実際津田君のは馬並じゃない、ねぇ、スズちゃん」



萩村スズ「……黙秘権を行使します」



シノ「それでは何と呼べばいいのだ? やはりア・ナ・タか?」



アリア「まあ……何だかこっちが恥ずかしいわね、スズちゃん」



スズ「……///」



タカトシ「……フツーに津田でいいです」



 そう、俺はすでにこの3人とは結婚している。



モブ「おはようございまーす」チラッ



シノ「うむ、おはよう」



モブ2「おはようございまーす」チラッチラッ



シノ「……うむ、おはよう」



タカトシ「……何だか視線を感じます」



スズ「結婚してるのが珍しいんでしょ、それも生徒会役員同士で」



アリア「それもあるけど、津田君がS級ランカーでイケメンなのが気になるんじゃないか

    しら」



タカトシ「イケメンって、そんな……」テレテレ



スズ「図に乗るな」ゲシッ



タカトシ「痛てっ!」



〜休み時間、1年教室〜



コトミ「ん〜……やっぱし結婚してると毎日の生活に張りがでるねー」



時「遅刻しかけてよく言うぜ……。

  それにしても、法で許されてるっつっても、よく実の兄貴と結婚する気になったな、お

  前」



コトミ「お兄ちゃん子だったからねー、ワタシ」



トッキー「そういう次元の問題か……?」



コトミ「それに、実の兄妹で結婚するなんて、ラノベみたいでいいじゃない」



トッキー(ああ、そういう……)



コトミ「トッキーは結婚しないの?」



トッキー「ワタシはまだいいかな……興味ねーし」



コトミ「男に興味無いって……トッキー、レズだったの?」



トッキー「ちげーよ!! 結婚に興味が無いって言ったんだよ!」



コトミ「そっかー、でもタカ兄の枠はまだ一杯余ってるからその気になったら言ってね?」



トッキー「いや、接点無いし」



〜休み時間、2年教室、男子side〜



柳本「リア充爆発しやがれ」



タカトシ「いきなりなんだよ?」



柳本「うるさい、このハーレム野郎」



タカトシ「そんなこと言われてもなー……だいたい、お前だって中里と結婚しただろ」



柳本「それはそれ、これはこれだ」



中里「何だよ、アタシじゃ不満だってのか?」



柳本「うわっ! イヤ、ソンナメッソウモ……」



タカトシ「なんだかんだで仲良いじゃん、二人とも」



柳本「いや、しかしあれだな」



タカトシ「何だよ?」



柳本「読んでる奴等は、誰だ、コイツラって思ってるだろうなって……」



タカトシ、中里「「あー……」」



〜休み時間、2年教室、女子side〜



轟ネネ「二人とも、結婚生活はどう?」



スズ「どうって言われても……まだ同居もしてないし」



三葉ムツミ「実感わかないよねー」



ネネ「それでも、やってることはやってるんでしょ?」



スズ「ストレートに聞くな!」



ムツミ「やってることって?」



ネネ「夫婦生活よ」



ムツミ「夫婦かー……そういえば、この間タカトシ君と初めて手を繋いだよ?

    何だか夫婦って感じがしたなー」



スズ、ネネ((……ピュアだ……))



ムツミ「ネネちゃんは結婚しないの?」



ネネ「んー……まだいいかなー」



スズ「相手がいないとか?」



ネネ「それもあるけど……やっぱり一人を満喫したいし」



スズ「独立志向が強いのね」



ネネ「それに、生身の男の人だと振動したり、うねったりしないしね」ヴイイイイイイン



スズ(股間から音がするのは無視しよう……)



〜昼休み、生徒会室〜



タカトシ「失礼しまーす……ってアレ?

     会長と萩村はいないんですか?」



アリア「急に風紀委員と打ち合わせが入っちゃって、私は留守番してるの」



タカトシ「そうですか、じゃあ早めにお昼食べちゃって仕事片付けましょうか」



アリア「そうね、時間がもったいないから……うふふ♪」



タカトシ(……まさか)



タカトシ「ごちそうさま……さて、それじゃあ仕事しましょうか」



アリア「津田くん……私、今日腸内洗浄してきたの」



タカトシ「ブッ! い、いきなり何を言い出すんですか!」



アリア「前でするのもいいけど、たまには違うプレイもいいかなと思って……。

    津田君は興味無い? 私のアナル……」



タカトシ「……」ゴクッ



タカトシ「ハアッ、ハアッ」ズッズッズッ



アリア「あっ、あっ、あっ、いいっ!」



タカトシ「ハアッ、ア、七条先輩、今までココにどんなモノを入れてきたんですか?」

     ズズッ、ズズッ



アリア「ああっ! ア、アナルプラグとか……ビーズとか……言わせないでっ!」



タカトシ「淫乱なお尻ですね……ふんっ!」ズンッ!



アリア「あああああ、い、イクっ!!」



タカトシ「お、俺も……!」ドピュルル



アリア「あああああああああ……」



アリア「もう! いっぱい出すからスカートが汚れちゃったよ!」



タカトシ「スイマセン……ゴムから溢れるとは思わなくて……」



???「失礼します」ガララッ



タカトシ「!?」



アリア「あら、出島さん」



出島「替えの制服をお持ちしました、お嬢様」



タカトシ「……もしかしてずっと覗いてました?」



出島「はい、お嬢様の痴態をフルHDで録画するのが私の趣……仕事ですから」



タカトシ「ビデオ没収な」



〜放課後、その1〜



五十嵐カエデ「あ……」



タカトシ「あ……」バッタリ



カエデ「こ、こ、こ、こんにちは、津田生徒会副会長!

    きょ、今日もいい天気ね」



タカトシ「そんなに身構えなくてもいいですよ、五十嵐先輩」



カエデ「そ、そ、そうね!

    け、結婚してるんだものね、私達」



タカトシ「それじゃ……今日もトレーニング……します?」



カエデ「う、うん……」



〜社会科準備室〜



タカトシ「先輩……」ギュッ



カエデ「ふわ……」



タカトシ「なんとかハグまでは平気になりましたね」



カエデ「う、うん……」



タカトシ「それじゃ、今日は胸を揉みます」



カエデ「む、胸!?」



タカトシ「服の上から……優しく触るだけですから」



カエデ「わ、分かった……わ……」



サワサワ



カエデ「う……くん……」



タカトシ「大丈夫ですか……先輩?」サワサワ



カエデ「な……なんとか……」



タカトシ(涙目で耐える先輩可愛いな……)サワサワ



タカトシ(キスしたら怒られるかな……)サワサワ



タカトシ(いいや、しちゃえ)サワサワ



タカトシ「先輩……チュッ」



カエデ「!!!!????

    〜〜〜〜〜〜〜!!」バタッ



タカトシ「あ……今日も気絶した……しょうがない、保健室に連れてくか」



〜保健室前〜



タカトシ「それでは、失礼しました」



パシャッ



タカトシ「!?

     ……畑さんですね」



畑ランコ「どうも」



タカトシ「ちなみに今撮った写真、どんな記事にするつもりですか?」



ランコ「そうですね……『S級ランカー種馬副会長、また女を気絶させる』……というのは

    どうでしょう」



タカトシ「やめんか!」



ランコ「……まあ、このままなら記事にするだけですけど、袖の下的な物があるなら考えな

    くもありません」



タカトシ「……」



〜写真部部室〜



ランコ「ジュブッ、ジュルルッ、ジュプジュプ」パシャッ



タカトシ「別に結婚してるんだからこんな回りくどいやり方しなくても……ううっ」



ランコ「私には私なりの美学があるんです……ジュププッ」パシャッ



タカトシ「どんな美学ですか……ハァハァ」



ランコ「ジャーナリストの血が騒ぐんです……ジュルルッ、レロレロ」パシャッ



タカトシ「……舐めながら自画撮りするのやめませんか?」



ランコ「ほれほへいひゅんほいっへーひへふほ」

   (これも青春の1ページですよ)



タカトシ「な、何言ってるか分かん……ううっ!!」ドピュッ パシャッ



〜放課後その2〜



タカトシ(遅くなっちゃったな……会長怒ってるかな……)



シノ「あ」バッタリ



タカトシ「か、会長」



シノ「丁度良かった、聞きたい事がある、こっちに来い」



タカトシ「え? え?」



〜空き教室〜



タカトシ「こんな場所に連れてきて……やっぱりお説教ですか?」



シノ「違う、キミに聞きたい事があったんだ」



タカトシ「俺に?」



シノ「何故、いつもする時、ゴムをつけるのだ?」



タカトシ「……それは……」



シノ「今は法で完全にサポートされている。

   就学中に妊娠しても何ら問題は無いんだぞ?」



タカトシ「それは……そうですけど……」



シノ「というか、むしろ妊娠は推奨されている。

   なのにキミが避妊するのは何故だ?」



タカトシ「……まだ父親になる自信が無いからです……それと……」



シノ「それと?」



タカトシ「みんなの可能性の芽を潰したくないからです」



シノ「可能性の芽?」



タカトシ「そうです……出産、育児となればかなりの時間を割かれますよね?」



シノ「まあ、そうだな」



タカトシ「みんなもやりたいことや将来の夢があるのに俺のせいでその芽を潰すのは嫌だ

     からです」



シノ「そうか……」



シノ「キミの考えは分かった。

   だが、今は国のサポートも充実しているし、何より、女はキミが思っているより強い

   生き物だぞ?」



タカトシ「そうなんですか?」



シノ「うむ、今の状況なら、個人の幸せと自分の夢くらい、両方余裕でつかめるさ。

   それに、私達はいざとなったら七条財閥の力も借りれるしな」



タカトシ「それも気が引けるんですが……」



シノ「まあ、あまり気に病まないことだ」



シノ「それに……言いにくいのだが……」



タカトシ「? 何ですか?」



シノ「たまにはキミの精液を直接感じてみたい……」



タカトシ「……」ゴクッ



シノ「今日は私は安全日だから……」



ジュプッ、ジュプッ



タカトシ「ああっ、会長、会長!」パンパン



シノ「あっ、んっ、んっ、な、名前で、名前で呼んでぇ!」



タカトシ「……シ、シノ! シノぉ!」スパンスパン



シノ「ああっ、イクッ、イクッ!!」



タカトシ「お、俺も!」ジュプジュプ



シノ「ああっ! イクうううううううううっ!!」



タカトシ「!!」ドビュルルルー



シノ「ハアッ、ハアッ……いっぱい……出たな」



タカトシ「凄く……気持ちよかったです……シノ……」



シノ「! こ、こらっ! ちゃんと会長と呼べ!」



タカトシ「ええっ!?」



〜放課後その3、生徒会室〜



アリア「今日もやっと終わったね〜」



シノ「うむ……外も暗くなってしまったな」



アリア「ちょうど出島さんもいるみたいだし、車で送る?」



タカトシ「ああ、それなら……ん?」クイッ、クイッ



スズ「……」



タカトシ「あ、ああ、俺は萩村に勉強教えてもらうんで、萩村と一緒に帰りますよ」



シノ「む……そうか、気を付けてな」



〜帰り道〜



タカトシ「すっかり遅くなっちゃったな」



スズ「……そうね」



タカトシ(……何か不機嫌そうだな)



スズ「アンタは今日もいろいろ忙しかったみたいね」



タカトシ「え? アハハ……まあ、ね……」



スズ「……まあ、干渉する気は無いけど」



タカトシ「……もしかして、嫉妬してる?」



スズ「〜〜〜〜〜!! 自惚れるな、バカ!」ドカッ



タカトシ「痛っ! 脛はやめて!」



スズ「ふんっ!」



〜スズの部屋〜



タカトシ「それじゃ……今日も試すよ?」



スズ「う、うん……」



タカトシ「いくよ」ズズッ



スズ「い、痛っ!」



タカトシ「だ、大丈夫?」



スズ「うん……この前よりは……平気……」



タカトシ「ようやく奥まで入るようになったね……」



スズ「うん……」



タカトシ「でも、まだ動かすのは無理みたいだ」



スズ「わ、ワタシは、へ、へいき……だから……」



タカトシ「焦らないで……ゆっくり慣らしていこう」



スズ「うん……津田、ぎゅってして……」



タカトシ「うん……」ギュッ



スズ「津田……大好き……」



〜津田邸〜



コトミ「なんだか、今日も遅くなるみたいですよ、タカ兄」



魚見「この私が裸エプロンで待っているというのに……これはオシオキものですね」



コトミ「おお、ウオミー義姉さん、エネマグラなんて持ってたんですか?」



ウオミー「はい、これでタカくんのお尻を……フフフ……」



コトミ「いやぁ、タカ兄が帰ってくるのが楽しみだなー」



コトミ、ウオミー「「ウフフフフフ」」



横島ナルコ「……え? ここでこのSS終わり?

      私の出番は?」



シノ「ありませんよ」



横島「スレタイに『全員を嫁にしてしまった』ってあるじゃん!!

   私も嫁候補でしょ!?」



シノ「需要ありませんから」



横島「うがーーーーーーーーっ!!

   私も結婚適齢期だっつーの!!」



シノ「それではみなさん、さようなら」



                 (終わり)