ゆるネタSSだと思われます

注意点としては

・原作11巻までのネタバレなどを含む可能性あり

・ペースが遅い

・キャラ崩壊の可能性

あたりです

では次レスから



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376965127





ミーナ「エ・・・ライナーってなに!?」



エレン「え?ミーナってそんなフルネームじゃなかったっけ?」



ミーナ「ぜんぜん違うよ!大体私えっちくないしライナーも関係ないよ!」



エレン「うわっ、そんなムキになるなよ」



ミーナ「ムキにもなるよ!」



エレン「悪かったって・・・じゃあ俺飯行くから、また後でな」テクテク



ミーナ「あっちょっ・・・ちょっとショックかも」





女子部屋



アニ「どうしたんだい?さっきから」



ミーナ「え?なにが?」



アニ「いや、あんたのため息がうるさいんだよ」



ミーナ「私そんなにため息ついてたかな?」



アニ「・・・自覚なかったのかい。まあいいけど」



ミーナ「あ、理由までは聞いてくれないんだ」



アニ「別に、興味ないからね」



ミーナ「さっきエレンがさぁ」



アニ「聞いてないって言ったとこなんだけど、ってのも聞いてないね」



ミーナ「私の名前ミーナ・エロライナーだと思ってたんだって」



ミーナ「私そんないやらしく見えるのかなぁ。ていうかライナーと一緒はちょっとやだなぁ」



ミーナ「あとでエレンに直接いってみよ」



アニ「もう自己完結したかい?」



ミーナ「ひどっ!」



ミーナ「はぁ・・・」



アニ「さっきので解決に向けての問題は解決したんじゃないのかい?」



ミーナ「アニ、若者はね常に新しい問題と対峙していく生き物なんだよ」



アニ「そうかい、まああたしには関係ないから勝手にしてよ」



ミーナ「この際ライナーってのはいいとして。えっちいのは印象にかかわってくるからなんとか払拭したい」



ミーナ「エレンって常識が全然通用しないよね」



アニ「・・・まあ巨人一筋な時点でおかしいけどね」



ミーナ「でもそこがいいじゃん」



アニ「なに、あんたあんなのがいいわけ?」



ミーナ「うーん、でも結構顔もかっこよかったりかわいかったりするよ?」



アニ「あんな犯罪者みたいな面したやつがねぇ」



ミーナ「固定砲の整備とかしてるときはみんな結構仲良くやってるよ」



アニ「ふーん」



ミーナ「うわぁほんと興味なさげ」



アニ「なさげじゃなくて実際ないからね」

ミーナ「なんかさー絶対一途だと思うんだよね。彼女とかできたら」



アニ「どうせ巨人ばっかりじゃないの?」



ミーナ「だからこそだよ!それに恋愛に関しては全然経験値なさそうでギャップがいいとおもうんだ」



アニ「あんた・・・たぶん変わってるよ」



ミーナ「アニは知らないかもしれないけどエレンって結構人気なんだよ?」



アニ「あいつがねぇ」



ミーナ「いつも横にミカサがいるから近づけないみたい」



アニ「猛獣の放し飼いより恐ろしいね」



ミーナ「仲良くしてるといい子だとおもうんだけどね」



ミーナ「どうしても関わりない子だときつく見えちゃうみたい」

ミーナ「でもアニもうらやましいなー」



アニ「何がさ」



ミーナ「だって格闘術のときとかエレンといっつもペア組めるでしょ?」



アニ「あいつが突っかかってくるからね」



ミーナ「あたしも強かったらエレンと組めたのかなぁ」



アニ「あんたにも教えてやろうか?」



ミーナ「あたしはいいよ!すっごい痛そうだし」



アニ「一回くらい試してミーナ」



ミーナ「・・・なに今の」



アニ「今のなし」

ミーナ「そろそろ晩御飯行かないと取り残されちゃうよね」



アニ「・・・」



ミーナ「誰にも言ったりしないから出てきてよ」



アニ「・・・」



ミーナ「そろそろ布団剥ぐよ」



アニ「なかったことn ミーナ「わかってるってば」



ミーナ「今日のご飯なにかなー」



アニ「どうせ芋のスープとパンでしょ」



ミーナ「もうちょっとなんかほしいよね」



アニ「あたしは小食だからね、別に食に重きも置いてないし」



ミーナ「訓練兵なんて三大欲求じゃ食べることくらいしか楽しみ無いじゃん」



ミーナ「あっ・・・も、もしかしてアニって彼氏が」



アニ「蹴るよ」



ミーナ「あははっ、だよねーアニに彼氏なんてできないたっ!」



アニ「・・・あんた乙女にそれは失礼だよ」



ミーナ「すいません。それでもそんな本気で蹴らなくてもいいじゃん」



ミーナ「でもアニって普通に美人だしかわいいのにそういう話全然きかないね」



アニ「恋愛しに訓練兵やってるわけじゃないからね」



アニ「もうそろそろほんとに時間なくなるよ」



ミーナ「わっ!やばっ、いそがないと」



アニ「じゃあ先に行ってるから」



ミーナ「あー!待ってよー!」







エレン「遅かったなー二人とも」



アルミン「こないかと思ったよ」



ミーナ「アニと喋ってたらこんな時間になっちゃった」



エレン「時間なくなるから早く食ったほうがいいぞ」



ミーナ「そだね。取りにいこっか、アニ」



アニ「ん?」モグモグ



ミーナ「・・・ずいぶんと早いね」



アニ「あんたが遅いだけだよ」



ミーナ「急いで取ってくるから席空けといてよ!」



アニ「はいはい」

アニ「あんたさ、ミーナの名前間違えたんだって?」



エレン「ん?ああ、ミーナはあんまりフルネーム意識しないからな」



エレン「ジャンの次くらいに名字曖昧だなー」



アニ「あんたさ、あんまりか弱い乙女にそういうこと言ってると刺されるよ」



エレン「刺してくる時点でか弱くねぇよ」



ミカサ「エレンを刺すなんてことはできる筈がない」



ミカサ「なぜなら私がそばについているから」



アニ「居たんだ」



ミカサ「ええ、ずっと」



ミカサ「エレンのいるところに私あり」



アニ「あんたいい加減ストーカーやめたほうがいいよ」



ミカサ「断じてストーカーではない。というかあなたには関係ないでしょ?」



アニ「そうだね、私には関係ないね」

ミーナ「おまたせー」



サシャ「ミーナ全然食べてないじゃないですか!おなか減ってないんですか?じゃあ私がたべてあげますよ!?」



ミーナ「うわっ、びっくりした・・・今から食べるからサシャにあげられる分はないかなー、あはは」



サシャ「よくそんな残酷なこと笑いながら言えますね・・・」



アニ「あんたの顔見てるとほんとに人類の終わりを感じられるね」



サシャ「ほめても何も出ませんよ?もしかして代わりに出してくれるんですか?」



アニ「はい」スッ



サシャ「!?ありがとうございますアn・・・」



アニ「片付けといて」



サシャ「            」



ミーナ「駄目だ。考えることを放棄している・・・っ」

アニ「早くしないと先に行くよ」



ミーナ「待ってよ!今食べ終わるから」モグモグモグモグ



エレン「そんな食べ方するとつまらせるぞ」



ミーナ「んぐっ!もかっみしゅ!!」



エレン「言わんこっちゃない、ほらよ」



ミーナ「んぐんぐ・・・ぷはぁっ!ありがとエレン!」



エレン「落ち着けよ、あと水返してくれ」



ミーナ「え?水え?」



エレン「だからそれ俺の水だから」



ミカサ「どうしてそんなことしたの?何か・・・特別な感情が妨げになってるの?」



エレン「なに一人でぶつぶつ言ってんだ?あとなんも妨げてねぇよ」



ミーナ「みみみみみずエレン間接みず水」



ミーナ「あーお腹いっぱいとまでは行かないけど食事はやっぱり楽しみだよね」



アニ「ラッキーなハプニングもあったみたいだしね」



ミーナ「ぶふっ!ちょっと!違う!断じて!そういう意味で言ったんじゃない!」



アニ「なに赤くなってんのさ」



ミーナ「赤くなってないし日焼けだし!」



アニ「でも嬉しかったんだろ?」



ミーナ「はい、気づいてしまいました。私の・・・心に」



アニ「おやすみ」



ミーナ「あれ?なんか今日だけやけに寝るの早くない?気のせい?」



アニ「」



ミーナ「あー突っ込みもないんだ」

ミーナ「いやぁ、薄々感じてはいたんだよ。この胸をちくりと刺す痛み?っていうのかなぁ」



ミーナ「いやぁ、恋だね!これは」



ミーナ「そして故意だね!その無視は!!」



アニ「うるさいよ」



ミーナ「ちょっとくらいお話しようよ」



アニ「お話ってのは会話のことを言うんじゃないの?今のあんたは独り言だよ」



ミーナ「アニが喋ってくれてる時点で会話でーす!ふっふっふ甘いなアニもまだまだ」



ミーナ「ああっごめんってば寝ないで!5分でいいから」



アニ「で?なに?」



ミーナ「エレンについてです。」



アニ「まあ、話くらいならいいけど」



ミーナ「どうやったらエレン落とせるかな!?」



アニ「はぁ・・・首でもキメれば一瞬だと思うよ」



ミーナ「まじめに聞いてるのに」



アニ「あのね、あたしは恋とか興味ないししたこともないからわかる分けないから」



アニ「その話については絶対聞く相手間違えてるよ」



ミーナ「いーや、アニならエレンの好みとか知ってそうだとおもうし」



アニ「そうだね、あいつは足技が好きみたいだよ」



ミーナ「ひゃあっ///いきなりそんな大胆なことできないよっ!」



アニ「あんたの頭の中のぞいてみたいよほんと」



ミーナ「食べ物とか何が好きなのかな」



アニ「・・・チーズハンバーグがどうとか言ってたけどね」



ミーナ「正直訓練兵に肉系は厳しいよ」





アニ「クッキーでも作ればいいんじゃない?あれって小麦粉かなんかで簡単なんでしょ?」



ミーナ「クッキーかぁ、手作りクッキーねぇ・・・いいねそれ!」



アニ「それじゃあたしは寝るから」



ミーナ「あれれ〜?おっかし〜な〜まだクッキー作ることしか決まってないぞぉ〜?」



アニ「チッ」



ミーナ「ふーんそういうこと言っちゃうんだ・・・『ためしてミーナ』」



アニ「あーもう分かったよ、寝たいんだから早くしてよ」



ミーナ「あっりがとー」

ミーナ「クッキー作るとして、問題点が二つあります。」



アニ「あの腹筋女は分かるとしてもうひとつはなんだい?」



ミーナ「サシャです」



アニ「ああ、でもそんなにでかい問題でもないでしょ」



アニ「それよりもエレン本人のほうが問題だと思うんだけど」



ミーナ「といいますと?」



アニ「あいつ何も思わないで食べるんじゃない?」



ミーナ「ああエレンが唐変木という風潮ね」







ミーナ「さすがにエレンでも女の子から手作りのクッキーもらったら・・・多少は・・・いし・・・き・・・・・・」



アニ「メッセージカードをつけましょう」



ミーナ「おお!いい案ですな分隊長!」



アニ「なんか変なテンションになってきた」



ミーナ「アニって案外ロマンチストなんじゃない?」



アニ「案外とは失礼だね、か弱い乙女だよあたしは」



ミーナ「か弱いは置いといて、乙女ではあるよね」



アニ「やめなよ、恥ずかしくなってきた」



ミーナ「愛いやつめ愛いやつめ」



アニ「蹴るよ」ゲシゲシ



ミーナ「ちょっ話進んでないってば痛いってば!」





ミーナ「本当に話を進めましょう」



アニ「メッセージカードつけて渡すってので答え出たんじゃないの?」



ミーナ「なんて書けばいいかな?」



アニ「それくらい自分で考えなよ」



ミーナ「そうだよねー、じゃあありがとねアニ!」



アニ「ん、それじゃ寝るから」



ミーナ「おやすみー」

 



ミーナ「なんて書こうかなぁ・・・」





翌日



ミーナ「さて、作りますか!」



アニ「それで、なんであたしも連れられてるわけ?」



クリスタ「おいしいのつくろうね!」



ユミル「なぁクリスター向こう行こうぜー」



ミーナ「がんばるぞー!おー!」



ユミル「で、なに作るわけ?」



ミーナ「クッキーだよー」



ユミル「ほぉ・・・それはどちらさんにあげるんだろうなぁ」ニヤニヤ



アニ「こいつ連れてきたのは間違いだと思うよ」



ユミル「言ってくれるじゃん」



クリスタ「まぁまぁ、じゃあ早速作っていきましょー!」



ミーナ「なにからやればいいでありますか!」



クリスタ「じゃあ小麦粉の準備からしよっか」



ユミル「・・・作れないのかよ」



ユミル「そろそろできたかー?」



クリスタ「あっユミルいいとこにきた!」



ミーナ「ほらほら、私もやればできるんだよ」



アニ「あんたほとんど混ぜてただけじゃないか」



ミーナ「いいの!心もこもってるんだから」



ユミル「どれどれ、味見っと」



クリスタ「こらっ」ペチッ



ユミル「ちょっとくらいいいじゃねーかー」

ユミル「で、誰にあげるんだ?」



ミーナ「さすがにちょっと恥ずかしいな」



ユミル「ほれほれ、言ってみなよ楽になるぞ?」



クリスタ「あんまり聞いちゃかわいそうだよ」



クリスタ「で、誰に渡すのかちょっと気になるなー」



ミーナ「クリスタまで・・・うーん、絶対内緒にするなら・・・」



ミーナ「実は・・・エレンです!」



ユミル「ぶっ、傑作だわこりゃ」バンバン



クリスタ「ユミル!笑ったら失礼だよ!」



ユミル「あの死に急ぎ野郎が好みとはなぁ」ニヤニヤ



ミーナ「むー、エレンかっこいいじゃん!」



クリスタ「でもエレンは大変そうだね」



ユミル「横にはいっつもおっそろしいのが引っ付いてるからなぁ」



ミーナ「でもミカサも結構やさしいんだよ?」



ユミル「そりゃあいつに関係ない時だけだろ」



アニ「まあやるのはあんたなんだからさ、そんな気にしないでいいんじゃない?」



ミーナ「アニーありがとー」ダキッ



クリスタ「よし!じゃあみんなで応援しよう!」



ユミル「おいおい、あたしも入ってるだろそれ」



クリスタ「当たり前でしょ!はい、これあげるから、ね?」



ユミル「遂にクリスタからのプレゼント・・・さすがはあたしの嫁だなぁ」



ユミル「まあ別にやることもなさそうだからいいか」

アニ「で、いつ渡すんだい?」



ミーナ「うーん早いほうがいいかなーって思うんだけど」



ユミル「今日渡してやれよ」



クリスタ「うん、私もこういうのは早いほうがいいと思うよ!クッキーも手作りだし」



ミーナ「決めた!今日渡す!」



アニ「カードはもう用意したの?」



クリスタ「カード?」



ミーナ「アニっ!それはちょっと」



ユミル「なんだよお手紙でもつけるってのか?ははっ」



ミーナ「うぅ」



ユミル「マジかよ・・・ぞっこんじゃないか」



食堂



ミーナ「どうしましょう分隊長。緊張してきたであります」



アニ「別にあいつならフラれても関係変わらなさそうだしいいんじゃない?」



ミーナ「フラれること前提で話さないでよ」



ユミル「駄目だったら派手におちょくってやるよ」



クリスタ「がんばって!みんな応援してるから!」



ミーナ「ありがと〜 よしミーナ・カロライナ突撃します!」



トコトコトコ



クリスタ「大丈夫かなぁ」



ユミル「さあな、振られたらそれはそれで面白いな」ククク



アニ「・・・ご飯食べよ」



ミーナ「エレンっここいいかな?」



エレン「ん?ああミーナか、別にいいけどアニは一緒じゃないんだな」



ミーナ「今日はちょっとね」



エレン「喧嘩でもしたのか?」



ミーナ「そういうわけじゃないんだけどね」



アルミン「あれ?珍しいね」



ミーナ「やっほー今日はここで食べることにしましたー」



ミカサ「そこは私の席」



エレン「いいじゃねぇか今日くらい」



アルミン「あはは・・・じゃあ僕が向かいに座るよ」



ミーナ「そうだったんだ、ごめんね」

ミーナ(大変気まずうございます)



アルミン「だからエレンはもっと座学にも力を入れれば〜」



ミカサ「対人格闘も私と組めば〜」



エレン「あーもう分かってるって」



エレン「それよりミーナはなんでいきなりこっちきたんだ?」



ミーナ「ちょっとエレンに用事があってねーへへへ」



エレン「なんだよ早く言ってくれればよかったのに」



ミカサ「何か甘い匂いがする」



ミーナ「えっ!?そうかなぁ全然分からないけどなんだろう!」



エレン「そんな甘い食べ物なんかないぞ?」



アルミン「ミカサは敏感だからね。ミカサにしか分からないんじゃないかな」



ミーナ(完全にタイミングを失った・・・)

エレン「ごちそうさん」



ミカサ「片付けよう」



ミーナ「そうだね・・・」



アルミン「それじゃ、またあとで」



ミーナ「うん、またね・・・」



アニ「ちょっと、アルミンとミカサいいかい」



エレン「うわっびっくりするじゃねぇか」



アルミン「今日は珍しい日だね」



ミカサ「何か用?」



アニ「付いて来て」



ミカサ「用ならここでも言えるでしょ」



アニ「エレンのこと」



ミカサ「わかった、行こう早急に。ほらアルミンも早く」



アルミン「わわっ!ちょっと引っ張らないでよ!」



・・・・・・



ミーナ(アニ、ほんとありがとう!)



エレン「なんだったんだ?」

ミーナ「エ、エレンっ!これもらってくれないかな!?」



エレン「ん?何だこれ、箱?」



ミーナ「実はクッキー焼いたんだ、それでエレンに食べてもらいたくて」



エレン「くれんのか?ありがとな!あーだからミカサが甘い匂いがどうとか言ってたのか」



ミーナ「あ、あと中にカードが入ってるんだけどそれはその・・・一人のときに読んでね?」



エレン「おう、何かわかんないけどわざわざありがとうな」



ミーナ「手伝ってもらったからおいしくないことはないと思うから・・・また感想聞かせてね!?」



エレン「兵舎に帰ったら早速食べるよ、じゃあなー」





ミーナ「はぁぁぁぁぁぁぁ」ヘタヘタ

ミカサ「で、話ってなに?」



アニ「もうちょっとこっち」



アルミン「どこまで行くの?」





アニ「えっと、そうだね・・・」



ミカサ「何?早く言ってこうしてる間にもエレンといる時間が減っている」



アニ「あー、そのあれだよエレンは渡さないから」



ミカサ「っ!チッ」ギロッ



アルミン「ちょちょっと!」



アニ「いつも横にいてエレンに近づけないから早く子離れしなよ」



アニ「・・・みたいなこと、あれだ・・・ライナーが言ってたから気をつけたほうがいい」



アルミン「ぶふっ」



ミカサ「あのゴリラ、エレンをよく対人格闘に誘うと思っていたら・・・」プルプル



ミカサ「アニ、あなたのことを誤解していた。ありがとう、その情報は人類にとって大きな力となる」



アニ「あ、いや別にそんなたいしたことはしてないから」



ミカサ「エレンから離れたのもこのことを聞かせてショックを受けさせないため、そうでしょ?」



アニ「ああ。まあそういうことかな」



アルミン「ライナーが・・・そんなまさか・・・いつもいつも獲物を見るような目で僕を見てたのはそういうことだったのか」



アルミン「そして、バレてどうしようもなくなったライナーが逆上して僕に・・・」



アルミン「体格なんかじゃ絶対に勝てない僕はそのまま・・・」



アルミン「それでも抵抗できない僕を・・・」







アルミン「あれ?ミカサ?アニ?」

兵舎



エレン「さーて早速食うか」



ライナー「何だその箱」



エレン「ミーナがクッキー焼いたからってくれたんだよ」



ライナー「ほう、ふむふむなるほどなぁ」ニヤニヤ



エレン「なんだ?欲しいのか?」



ライナー「いや、遠慮しておこう。しかしミーナがなぁ」



エレン「なんだよさっきからにやにやして」



ライナー「そのうち分かるだろ」





エレン「何だあいつ」



エレン「お、これかカードって。後で読もう」



エレン「さっそく・・・いただきます」



エレン「ご馳走様」



エレン「うまかったー、普段甘いものなんて食べないからなぁ」



エレン「そういやカードは一人で読んでくれっていってたっけ」ゴソゴソ



エレン「何書いてんだろ」



エレン「うーんと・・・・・・・・・」



エレン「・・・・・・」



エレン「・・・」///



エレン「なんかすっげぇ恥ずかしい」



エレン「だから一人で読んで欲しかったのか」



エレン「てかライナーとかは分かってたのかよ」



エレン「あー明日の固定砲整備のときどんな顔して合えばいいんだよ」

翌日



サシャ「さーて皆さん!今日も磨きますよー」



エレン「朝っぱらから声でけぇよ」



ミーナ「あはは元気だねー」



チラッ



エレン/// ミーナ///



ミーナ(きゃああああ絶対もう読んでる!どうしよう今頃になってすっごいどうしよう!!)



エレン(やっべぇ、マジなんて話しかけたらいいのかわからねぇ!)



サシャ「あれ?どうしたんですか?二人とも」



エレン「悪い!サシャ!お前にちょっとここ任せるから頼まれてくれ!」バシュ シュー



サシャ「あっ!ちょっとエレン!待ってくださいよ」



サムエル「トイレでも行ったんじゃないかな」



ミーナ(やっぱり・・・あんなことしたのまずかったかなぁ)

サシャ「結局帰ってきませんでしたね」



ミーナ「そだねー、まあそろそろ終わりだしみんな先に帰ってていいよ」



サシャ「そうですか?じゃあお言葉に甘えまして。晩御飯まっててくださいよー!」バシュ



ミーナ「ふぅ・・・」





エレン「悪い!遅くなって」



ミーナ「エレン!?どこ行ってたの?」



エレン「ちょっとな」



エレン「それよりさ、これ、はい」



ミーナ「わっハムじゃん!もしかして食料庫から!?」



エレン「絶対内緒だぞ!ほら、みんな帰っちゃったみたいだから向こうで食おうぜ」



ミーナ「わわわ、ちょっとエレン」



モグモグ  モグモグ   モグモグ





エレン「・・・」



ミーナ「・・・」



エレン「あのさ・・・おいしいか?」



ミーナ「うん、お肉なんて久しぶりだもん」



エレン「そっか・・・じゃなくてだな、そのうまかったよクッキー」



ミーナ「食べてくれたんだ、ありがと」



エレン「カードも読んだよ、恥ずかしかったけど嬉しかった」



ミーナ「うん」///



ピクシス「おやおや、こんなところで戦利品の山分けとはのう」



エレン「!?はっ!これは!私がっ・・・その」



ピクシス「よい、それよりワシにもひとかけらもらえんかの、酒のお供がなくてはな」



エレン「はっ!しかし・・・ではこれをどうぞ」



ミーナ「」



ピクシス「それでは、門限には戻るんじゃぞ」



エレン「はっ」



エレン「おいミーナ、大丈夫か?」



ミーナ「開拓地行くかと思った。というか魂だけ先に開拓地を見てきたよ」



エレン「あの人南側領土のすっげぇ偉い人だぞ」



ミーナ「ふぇっ!?どうしよ・・・後になって罰受けたりしないかな」ガクガク



エレン「た、多分大丈夫だろ・・・」



エレン「時間もそろそろやばいから戻ろうぜ」



ミーナ「あっ、待って!」



エレン「ほら早くしろよ、手貸すから」スッ



ミーナ「あ、ありがと///」ギュッ

食堂



ミカサ「おかしい」



アルミン「ははは」



ミカサ「ミーナとエレンの距離が近すぎる」



エレン「いやそんなことねぇよ!」



ミーナ「全然だよ!」



ミカサ「それにエレンとミーナから甘いにおいがする、さっきも嗅いだ匂い」



エレン「ミーナからクッキーもらっ むぐっ」



ミーナ「えへへへへ〜」



ミカサ「??」



食堂別所



ベルトルト「どうしたんだ?ライナー、その傷はいったい」



ライナー「知らん、死ぬかと思ったぞマジで」



ベルトルト「何かあったのかい?」



ライナー「だからなんもわからねぇんだよ。思い当たる節なんざまったくないんだが」



ライナー「気づいたら宙を舞ってて次の瞬間には『エレンにちょっかいを出すとこうなる。覚えていたほうがいい』とか言ってきた」



ベルトルト「ミカサか」



ライナー「なんだってんだよ本当によ」



サシャ「ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜♪」



ライナー「おい口笛のつもりかも知れんがまったく出てないぞ」



サシャ「お!?こんなところに余ったパンが!いやーラッキーです!」



ライナー「おいっ!お前待てっいったぁっ!」



ベルトルト「ライナーあまり無茶すると・・・」



サシャ「・・・大丈夫ですか?私も怪我人から食べ物奪うほど鬼ではないので、半分こしましょう」



ライナー「はんぶんこもなにも全部俺のだ!」

ミーナ「あ、エレンほっぺに付いてるよ」



エレン「ん?どこだ?」



ミーナ「動かないでね、はい」



エレン「さんきゅな」



ミカサ「やはりエレンを取り巻く今の状況は間違っている」



ミカサ「アルミン、私の頬をひっぱたいて欲しい。これは夢、早く醒めたほうがいい。エレンの待つユートピアへ帰るべき」



アルミン「ミカサ、もう手遅れかもしれないよ」





エレミナ「きゃっきゃうふふ」











アニ(やればできるじゃないか)







おしまい